ここでは特に「手押してんぷら」の作り方についてご紹介していきます。
これがじゃこ天の原料魚としては最適とされる
ハランボという魚です。(体長8cm前後)
当店の「手押してんぷら」にはこの魚だけを使い、
ハランボ以外の魚や冷凍すり身は一切使いません。
じゃこ天を作るうえでは、この原料魚選びが
最も重要なポイントになるのかもしれません。
包丁で一匹一匹、頭を落としていきます。
とても時間のかかる作業ですが、
人海戦術でなんとかやっています。
ハランボの頭と内臓・ウロコ以外、
ようするに皮や骨ごとミンチにかけます。
ハランボ自体は白身の魚なのですが、
ミンチにかけると、こんな色になってしまいます。
漢字では「擂潰」と書きます。
ミンチにかけた身に塩・でんぷん・調味料・氷
を加えて
石ウスで練り、すり身を作ります。
じゃこ天を成型する機械も持っていますが、
この商品はあえて手で成型しています。
手で成型したものは機械で作ったものとくらべると、
口当たりが若干ふんわりしているように感じます。
ちなみに1時間当たり、機械だと4000枚くらい
製造できますが、この「手押し製法」だと
頑張って押しても600枚がいいとこです。
成型したすり身を油で揚げると・・・
ふっくら、あつあつ、じゃこ天の出来上がり。
平日の午前中なら、たいてい揚がっていますので、
近くにお立ち寄りの際は是非お試しください。
「揚げたては、やっぱりひと味違う!」
と、皆さんおっしゃいます。
【※ 揚げたてをお持ち帰りの場合は、
2〜3時間内に
お召し上がり下さい。むれていたみやすくなるためです】